そんなこんなでもう大晦日じゃありませんか。早いねえ。

2007年は10月の第1週あたりまで、ほとんど曜日の感覚がない毎日を送っていて、で、その月のなかばに日本にもどってきてからは、部屋さがし&引越にかかわる各種事務作業&主夫的業務(主に晩飯の料理です)にいそしんできたので、12月のあたまに学芸大学から都立大学に(って一駅だけど)引越してからようやく、なんとなく曜日や週の感覚がつかめてきたような気がする。





最初は何もなかった部屋に、ド〜ンと段ボール箱が積み上げられて、それがだんだんとそれとなく所定の位置に収まっていって、何となく部屋の中が落ち着いた感じに変わっていく。





新しい部屋は、都立大学の駅から歩いて8分弱。その昔に川だったところに作られた緑道沿いのマンションだ。この道には桜並木があって、春には夜桜をながめながら家路につくことができる。いまは冬の澄んだ空を背景に、きれいなオレンジ色の葉っぱを風に揺らしている。





すぐそばにはこじんまりとした神社。美しい紅葉に彩られた境内には、犬の散歩をかねて、あるいは買い物の前にちょっと立ち寄ってお参りをする近所の人がいたりして、なかなかに味がある。





で、自由が丘も歩いて15分くらい。昨日は昼すぎまで部屋でダラダラしていたので、散歩をかねてkikiさんと自由が丘へ。自由通りの近道コースじゃなくて、ちょっと遠回りしてみたところ、いい感じの坂道があって、向こうに沈む夕日がなんとなく暮れていく2007年、てな感じがした。



そして大晦日の今日は、朝からkikiさんが頑張って明日のお雑煮の準備。で、午後3時をすぎたあたりから代々木公園経由で原宿へ。





ここ数年は大晦日の午後4時くらいに明治神宮でお参りを済ませている。なにしろまだ参拝者が少ないので、だんだんと暮れていく夕日に映える境内を楽しむことができるし、なにより広々とした参道を余裕で歩くことができて気持ちがいい。





で、部屋にもどって、紅白を見て、シルベスターコンサートを聴きながら年越し蕎麦の準備をし、年が明けてからは近くの神社へ初詣。

いや〜、今年は例年にましていろんな人のおかげで(ちゃんと生きのびて)年を越すことができました。関係各位のみなさん、本当にありがとね。


日曜日は午前中にヨガ(といっても11時から13時まで)。ヨガ教室の隣には猫をたくさん飼っている家があって、4匹の猫が小春日和を満喫している。

これまでは午後2時から午後4時までの回に出ていたんだけど、早い時間にやると身体の反応が違うような気がする。って、何がどうって細かいところはよく分からないけど。ハッキリしているのは、はげしくお腹がすくということで、デングリ返って脚を後ろに伸ばすころにはひっきりなしにお腹が鳴っていた。


で、ミッドタウンのサントリー美術館に併設された加賀のお麩屋さんのカフェへ。

ここは、このところ激務に忙殺されているkikiさんが一度いってみたいとウワ言のように繰り返していたところ。とても人気があるらく、店の外に列ができている。ここで待っていたら、ふやき御汁弁当というのが売り切れたらしく、食事をするならお麩のあんかけご飯のみになるが、それでいいかとお店の女性が尋ねてくる。

ようやく席についてからも待つことしばし(お麩のあんかけ+お吸い物 or みそ汁+お新香3品盛り合わせのどこに時間がかかるんだろう?)。で、出てきたお麩のあんかけご飯のボリュームは想像していたものの3分の1で、値段は1.5倍、そして味付けは思ったよりも濃かった。


ので、昼飯を終え、木々が美しく色づく公園を抜け、赤坂から原宿の珈琲屋さんへ行くまでの間、「いつかボリュームたっぷり&も少し薄味のお麩のあんかけご飯を作るぞ」とウワ言のように繰り返していた。




ということで、10月なかばから東京にもどってきてます。

4月の中旬あたりからのナンダカンダの波状攻撃で、8月をすぎたあたりですでにヘトヘト、9月に入ると完全にヘロヘロな状態だったのを救ってくれたのがHMVの安売りで買ったDVD「奇跡の声」。

フランスはリヨン生まれのコロラトゥーラ・ソプラノ、ナタリー・デセイがウィーンにデビューした93年大晦日の「こうもり」にはじまって、超当たり役の「ホフマン物語」オランピアが3バージョン、「ナクソス島」ツェルビネッタが2バージョン、ルチアなどなど、2003年までの数々の名演が収められたDVDで、これがなかったら最後のバタバタが乗り切れたかどうか分からない(「お前を支えたのはDVDだけかいっ!」って声が聞こえてきそうだけど。。。)

で、このデセイの3年ぶりの来日公演があるっていうので、昨日は東京オペラシティへ。

オーケストラは東京フィル、指揮者はエヴェリーノ・ピド。前半はヴェルディ「シチリア島」と「トラヴィアータ」のアリア、後半は度にドニゼッティ「ルチア」からのアリアを2つ。アンコールは「マノン」のガヴォットと「ボエーム」ムゼッタのワルツ。

声の調子はものすごく悪かったみたいだけど(風邪声にかすれた箇所がいくつかあった)、この人はしっかりとした表情を声にきざみこんだ「演技」を聴かせる人なので、そんな「取るに足らない」点はさほど気にならない。伸びがあって艶やかで、細やか&深みのある上質の芝居を聴いたような気になった。

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