ということで、10月なかばから東京にもどってきてます。

4月の中旬あたりからのナンダカンダの波状攻撃で、8月をすぎたあたりですでにヘトヘト、9月に入ると完全にヘロヘロな状態だったのを救ってくれたのがHMVの安売りで買ったDVD「奇跡の声」。

フランスはリヨン生まれのコロラトゥーラ・ソプラノ、ナタリー・デセイがウィーンにデビューした93年大晦日の「こうもり」にはじまって、超当たり役の「ホフマン物語」オランピアが3バージョン、「ナクソス島」ツェルビネッタが2バージョン、ルチアなどなど、2003年までの数々の名演が収められたDVDで、これがなかったら最後のバタバタが乗り切れたかどうか分からない(「お前を支えたのはDVDだけかいっ!」って声が聞こえてきそうだけど。。。)

で、このデセイの3年ぶりの来日公演があるっていうので、昨日は東京オペラシティへ。

オーケストラは東京フィル、指揮者はエヴェリーノ・ピド。前半はヴェルディ「シチリア島」と「トラヴィアータ」のアリア、後半は度にドニゼッティ「ルチア」からのアリアを2つ。アンコールは「マノン」のガヴォットと「ボエーム」ムゼッタのワルツ。

声の調子はものすごく悪かったみたいだけど(風邪声にかすれた箇所がいくつかあった)、この人はしっかりとした表情を声にきざみこんだ「演技」を聴かせる人なので、そんな「取るに足らない」点はさほど気にならない。伸びがあって艶やかで、細やか&深みのある上質の芝居を聴いたような気になった。

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