
NHKのドキュメンタリー。今日はクレオパトラの妹の話。
トルコのエフェソスの遺跡から発掘された人骨が、クレオパトラの妹のものだった(に違いない)という発見のプロセスが面白い。
・尾てい骨から判断して女性の骨。
・放射性炭素の分析からクレオパトラの時代の骨。
・墓が街中に建てられてるくらい身分の高い女性。
・復元した墓にはアレクサンドリア様式の柱がある。
(だから女性はアレクサンドリア出身である。)
上の条件を満たし、トルコのエフェソスで亡くなった女性ということになると、クレオパトラの妹のアルシノエに違いない。
大腿骨から判断して身長は154cm。当時にしては背が高い。骨の大きさが体重に比例することから、ずいぶんスリムな体型だということになる。
が、遺跡から発見された人骨には頭蓋骨が欠けている。1929年にドイツ人研究者が持ち去ってから行方不明なのだ。ので、当時の報告書に記載されている頭蓋骨の写真&各種データ(各部の寸法とか)からコンピュータ上で3Dモデリングを行い、これを複製。
とれも均整のとれた頭蓋骨だから美人だったことは疑いない。鼻筋はギリシャ系だけど、後頭部の長さはアフリカ系の血を引いている様子。つまりギリシャ&アフリカの混血に違いなく、だとすれば姉のクレオパトラも混血だということになる。
アルシノエの骨は、まだ成長の途上にあり、病気や事故の痕跡がまったくない健康体を示している。とすれば、即効性の毒薬で亡くなった可能性が高く、アントニーを使ってクレオパトラが殺害したという「ウワサ」は本当なのかも知れない。
てな具合にアノ手コノ手で古代エジプトの「真実」を明らかにしていくプロセスが、とてもよくできたミステリーを読んでいるみたいに思えた。
ラベル: diary
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